多摩市長選:候補者へのアンケート調査(2)阿部ひろゆき氏 - 多摩ニュータウン.com

多摩市長選:候補者へのアンケート調査(2)阿部ひろゆき氏

たまプレ!がこのたび実施した、多摩市長選挙(4月13日投開票)立候補者3氏へのアンケート調査。第2回は、現職で再選を目指す阿部裕行氏の回答を掲載する。
◆基本情報
1.候補者名表記:阿部ひろゆき
2.本名:阿部裕行
3.年齢:58歳
4.現在の職業:多摩市長
5.選挙事務所の所在地:多摩市乞田1284 永山Uビル1F
6.家族構成(ペットも記載可):妻と子ども3人の5人家族
7.趣味:読書、映画鑑賞、登山
8.公式サイト:http://www.abe-hiroyuki.jp
 
◆少子高齢化対策と多摩ニュータウン再生
Q1.多摩市は全国平均よりも速いペースで少子高齢化が進んでいるとの調査もある。歯止めをかけるためにどのような対策を打ち出したいか。
待機児ゼロ、病児・病後児保育、子どもたちがグローバル社会で生きる力を身につける教育、子どもの居場所づくりなど、「多摩市で子育てしたい、子どもに学ばせたい」と感じられる施策を推進します。加えて、ゆたかな自然、地盤のよさ、良好な都心アクセスなど、快適な住環境を多摩市の魅力として発信します。また、持続可能な財政構造を実現するために引き続き企業誘致に取り組みます。
Q2.ニュータウン開発の最初期に建設された諏訪2丁目住宅の大規模建替は高い注目を集めたが、同じ方式がすべての団地で適用できるわけではない。団地など集合住宅の建て替えや改修に関して、市としてどのような方針でサポートし、多摩ニュータウンの再生に取り組むべきだと考えるか。
学識経験者・東京都・都市再生機構(UR)・多摩市の枠組みで開催してきた多摩ニュータウン再生検討会議において「多摩ニュータウン再生シナリオ(案)」が示されました。今後、地域における円卓会議の開催を通じて管理組合や住民のみなさんとともに地域ごとの事情を丁寧に見極め、「多摩ニュータウン再生方針」策定にむけて取り組みます。
 
◆男女平等と魅力あるまちづくり
Q3.今年1月に「多摩市女と男の平等参画を推進する条例」が施行されたが、男女平等参画を実現するには具体的にどのような取り組みが考えられるか。
「2050年の大人づくり」と位置づけるESD(持続発展教育)推進のなかで、小・中学校において人権への理解を深める学習を行っています。また、「多摩市女と男の平等参画を推進する条例」にもとづく取組みを行う企業などの表彰制度を創設し、同条例の具現化をめざします。
Q4.多摩市の地域資源を活かし、転入者や訪問客の増加につながるアピールをするために、どんなアイデアを持っているか。
海外からも多くの訪問客を迎えてきた多摩センター地区は「ハローキティストリート」「しまじろう広場」の設定など、キャラクター活用をすすめています。聖蹟桜ヶ丘エリアはアニメーション映画「耳をすませば」のモデルとして知られています。また、市内で開催されるイベントの発信も重要です。例えば「せいせき多摩川花火大会」開催など、市民のみなさんとの協働により多摩市の魅力発信と活性化を図ります。
 
◆環境とエネルギー
Q5.多摩市は公園が多く、街路樹や雑木林などの緑も豊かだが、そうした緑の維持管理費が市の財政を圧迫しているとの指摘もある。これからの「緑の施策」はどうあるべきか。
多摩市みどりのあり方懇談会の開催などを通じ、「みどりのルネッサンス」を掲げて取組みをすすめています。「愛でるみどりから関わるみどりへ」を合言葉に、市民のみなさんが楽しみながら積極的に関われる仕組みを確立することで、市民と行政の協働により現在のゆたかな緑(市民1人あたりの市立公園面積は東京26市トップ)を次世代に引き継いでいきます。
Q6.東日本大震災後に制定された多摩市非核平和都市宣言の中に、「私たちは、人と人との絆を大切にし、原子力に代わる、人と環境に優しいエネルギーを大事にしていきます」という一文があり、市と市民団体・地元事業者の3者協定に基づく再生可能エネルギー普及の取り組みも始まっている。創エネ・省エネも含む地域のエネルギーのあり方について、どのように考えているか。
エネルギーの地産池消をめざす取組みとして、公共施設などの屋根貸しによる太陽光パネル設置で再生可能エネルギーの拡大を図るとともに、公共施設にかかる電気料金見直しの観点から、競争入札による特定規模電気事業者(PPS)からの電力調達やLED導入などで省エネルギー化をすすめています。また、省エネ・創エネのコンテストを実施して地域での取組み事例を共有化します。
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投稿日:2014/04/11