多摩市含む5市と23区、水道水に放射性ヨウ素「乳児に飲ませないで」 - 多摩ニュータウン.com

多摩市含む5市と23区、水道水に放射性ヨウ素「乳児に飲ませないで」

東京都は3月23日、葛飾区金町浄水場で水道水の放射能測定を行った結果、乳児向けの基準値を超える濃度の放射性ヨウ素が測定されたと発表した。同浄水場から給水される23区と多摩市、武蔵野市、三鷹市、町田市、稲城市の5市では、乳児による水道水の摂取を控えるよう求めている。

測定は、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターが22日9時に実施。食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する放射性ヨウ素(ヨウ素131)の暫定的な指標値が水1kgあたり100ベクレルと定められているのに対し、金町浄水場では210ベクレルの濃度だった。

同時に測定を実施した羽村市の小作浄水場では32ベクレルで、埼玉県朝霞市の朝霞浄水場では検出されなかったという。

なお、乳児に限定しない一般的な基準としては、原子力安全委員会が飲食物摂取制限に関する指標値を300ベクレルと定めている。

都はこの数値について、「長期にわたり摂取した場合の健康影響を考慮して設定されたものであり、代替となる飲用水が確保できない場合には、摂取しても差し支えありません」とし、今後も引き続き濃度の変動を監視していくと述べている。

水道水の放射能測定結果について 〜第17報〜 (東京都水道局)

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投稿日:2011/03/23