『市議会議員に転職しました。』共著者の遠藤市議に聞く 8/29に八重洲ブックセンターでトークも| 多摩ニュータウン.com

『市議会議員に転職しました。』共著者の遠藤市議に聞く 8/29に八重洲ブックセンターでトークも


多摩市議会議員の遠藤ちひろ氏が5月に小学館から『市議会議員に転職しました。: ビジネスマンが地方政治を変える』を上梓した(横浜市議会議員・伊藤大貴氏との共著)。今月末にはトークショーとサイン会も予定しているという同氏に、出版に至った経緯や、著作を通じて伝えたかったこと、イベントへの抱負などを聞いた。(聞き手:高森郁哉)
−−まず、遠藤さんが『市議会議員に転職しました。』を共同執筆することになった経緯からお聞かせください。

遠藤ちひろ氏(以下、敬称略):かねてから議員はテレビの向こうの人間ではないと考えていました。しかし志があっても政界の特殊性ばかりが強調されるために、二世議員やお金持ちしか議員になれないと誤解されがちです。そうしたイメージを払拭し、誰しもが意気込みひとつで飛び込める「社会的な職業のひとつ」に変えたかった。同じ志を持つ若手横浜市議の伊藤さんと意気投合し、民間時代の営業力と人脈をフル稼働し、いくつもの出版社に企画を持ち込んだところ小学館が応じてくれました。
−−政治家とその関係者を除く一般の有権者には馴染みの薄い市議会議員という仕事を、ご自身の起業経験も踏まえつつ、会社やビジネスパーソンに類比させて紹介するスタイルが斬新で、また若い人にも大いに関心を持たれているのではないかと感じました。これまでの反響はいかがですか?
遠藤:発売直後、6月第一週のアマゾンベストセラー(政治家部門)で売り上げ一位になることができました。書籍離れが叫ばれる中、上々の反応でとてもうれしいです。今後は講演やトークセッションを通じて、読者の皆さんと直接の対話を心がけます。またどのような属性の方が購入してくれているのかを調査し、この書籍の目的でもある「ビジネス経験を持った若手」が立候補しやすい社会作りにつなげていきたいですね。

−−大学や経営者時代での経験から、時代に合わないルールや社会体制を批判するのではなく、自分で制度を変えられる仕事に就くべきだと考えるようになった、という経緯を興味深く読みました。一方で、実際に市議会議員になって活動してみると、理想と現実にギャップがあることも率直に書かれています。初当選から3年数カ月の現在、「自分で制度を変える」という点に関してはどの程度達成できていると思いますか。
スクリーンショット 2014-08-18 8.04.20遠藤:種まきができたところもあれば、手がついていないところもあります。自己採点は65点くらいでしょうか。職員給与削減や歳入増加のためのネーミングライツ基準作りなど、着手できたものはさらにこれを加速させたい。同時に議会で直視すべきは、非の付け所のない政策であろうと過半数の議員賛同を得られなければ実行できないというリアリズムです。裏を返せば、キャリアや当選回数に関わりなくまとまった仲間が集まれば、議会も政治も変えられるということ。平成27年4月には市議会の改選があります。改革の志を秘めた意欲のある立候補を、強く待ちたいですね。

−−第7章では「選挙はマーケティングです」と銘打ち、ビジネスのマーケティング手法を選挙活動に応用するノウハウを分かりやすく伝授しています。これから地方議員を目指す若手の候補者たちにとって有用な情報が多く盛り込まれていると思いますが、敢えてポイントを絞って若手にアドバイスするとしたら、何を挙げますか?
遠藤:投票日が近づくにつれて、どうしても平常心ではいられなくなります。政策や人格を含めた自分への支持が得票という数字で公表されるというのは、楽なことではありません。だからこそ、直前に右往左往しないこと。また「選挙とはこういうものだ」という思い込みを廃して、自分を届ける新戦術を想像してほしいのです。例えば選挙カーからの名前連呼など、本当に有効なのでしょうか? 基幹戦術を固めたら、あとはどんなときも候補者を支えてくれる「火の玉サポーター」がひとりいれば、選挙は勝てます。
−−8月29日に八重洲ブックセンターで、共著者の横浜市議会議員・伊藤大貴さんとトークショーおよびサイン会を行うそうですね。どんなイベントにしたいか、抱負をお聞かせください。
遠藤:書籍に書けなかった裏話や、あっと驚く選挙のテクニックなど、立候補を考えていなくても十分に楽しめる会にしたいですね。議場で行われることだけが政治ではありません。むしろ職場にも、地域にも人が集まるところで利害を調整し、よりよい生活を築くための技術が政治ではないでしょうか。政界はある意味でフェアな世界。年齢も経歴も問われません。やる気と粘りがあれば時代にあった『新しいルール』を作ることができます。新しい風を感じられることをお約束しますので、ぜひ八重洲ブックセンターへ足を運んでほしいですね。
e-hon presents 西任暁子の「ひらがな」で話そう!「市議会議員になる方法」 ゲスト:伊藤 大貴(横浜市議会議員)遠藤 ちひろ(多摩市議会議員)(Facebookイベントページ)

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update: 2014年8月19日