「よさこい踊り」で多摩を元気に―「本丁筋」所属の小嶋さん、練習会を開催中| 多摩ニュータウン.com

「よさこい踊り」で多摩を元気に―「本丁筋」所属の小嶋さん、練習会を開催中

1950年代に高知で始まり、全国に広がった「よさこい祭り」。その祭りの演舞である「よさこい鳴子踊り」の魅力のとりこになり、本場高知の「本丁筋踊り子隊」(ほんちょうすじおどりこたい)に所属して活動を展開しているのが、多摩市関戸在住の小嶋千春さんだ。5月9日、ベルブ永山(永山公民館)で小嶋さんが指導する練習会を取材した。

小嶋さんの説明によると、現在のよさこい鳴子踊りは鳴子(なるこ:元来は作物を荒らす鳥獣を追い払う道具)を打ち鳴らす自由な創作舞踊であり、振付を「チーム」と呼ばれる団体で表現する(本丁筋の踊りは日本舞踊が基本)。振付はもちろん、曲も基本的にチームで作ったオリジナル曲が一般的で、こうしたチームが全国に多数あるという。

5年前に住んでいた府中で初めてよさこいに出会ってから、その奥深い世界に魅了され、高知をはじめ各地で開催されるよさこい祭りに参加するまでになった小嶋さん。彼女が所属する本丁筋踊り子隊は、高知市上町に事務局を構え、岡崎直温(なおはる)代表が2001年に立ち上げたチーム。なお「本丁筋」とは、同市上町1丁目〜5丁目の旧町名で、坂本龍馬の生誕地だとか。

練習会は4月に活動を始めたばかりで、この日の参加者は3人と少ない。それでも、和気あいあいとした雰囲気の中、小嶋さんがまず振付を説明しながら手本を示し、それを生徒さんたちが見ながら手足を動かす。今年の演目『本丁筋2005「若旦那」』の冒頭は、若旦那が女房に隠れて家を出るところから始まり、楽団、船頭、侍、カッパなどの登場人物を優雅かつユーモラスな振りで次々に表現する。はじめはゆっくりで徐々にテンポを上げ、ある程度できてきたら音楽に合わせて。動作が追いつかなかったり、振りを間違えたりするたび笑いがこぼれ、終始なごやかなムードで練習が続いた。参加者からは、「本丁筋のよさこいは、他と違いストーリーがはっきりしていて面白い」という声も聞かれた。

今はまだ「種まき」の段階で、高知のよさこいで教わったことをじっくりと伝えていきたいと語る小嶋さん。
「よさこいの魅力は、人との出会いや繋がり。よさこいをきっかけに人が集まり、やがて絆が生まれ、心が通う……そういう要素を沢山秘めています。地域に根づいた活動を行うことでコミュニティが生まれ、街が元気になると私は思っています」

今年は夏以降、以下の祭りに参加する予定という。

  • 7月25日(日)ひのよさこい祭り(東京都日野市 JR豊田駅前)
  • 8月10、11日(火)(水)第57回よさこい祭り(高知県高知市)
  • 8月21、22日(土)(日)坂戸よさこい(埼玉県坂戸市)
  • 11月7日(日)でぇしょん祭り(兵庫県赤穂市)
  • 11月13、14(土)(日)よさこい東海道(静岡県沼津市)
  • 11月15日(月)坂本龍馬生誕祭(高知県高知市)

永山公民館での通常の練習会は、5月中は毎週土曜日午後2時〜4時、6月からは毎週土曜日午後6時〜8時。また月に一度、子供から高齢者まで広くよさこい鳴子踊りを楽しんでもらえるよう「よさこい鳴子踊り体験練習会」を開催。今のところ、以下の3回が決まっているという(いずれも永山公民館)。

  • 5月30日(日)午前10時〜 講座室
  • 6月27日(日)午後2時〜 和室
  • 7月10日(土)午後2時〜 和室

参加の申し込みや問い合わせは、ブログ「星のつぶやき」か、本丁筋踊り子隊本隊のサイトから受け付けている。多摩の地に小嶋さんがまいた種がやがて大きく育ち、よさこい踊りを通じて楽しく活気あるコミュニティーに結実することを期待したい。(高森郁哉)

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update: 2010年5月9日